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Alloro125
PGO
Alloro125
08年式
上旺車業製のエキゾーストマフラーへの換装を断念し、STDのマフラーアッセンブリに戻して以来、リア側のブレーキキャリパーからの鳴きが悪化したAlloro
原因の特定を急ぐ必要はないと考えていたのだが、走行距離が延びる程に悪化し、リア側のブレーキの利用をストレスに感じる状態になってしまった。。。

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フロント側のブレーキキャリパーはブレーキレバーのタッチが緩く感じる以外には問題がないのだが、リア側のブレーキキャリパーは制動が効き過ぎる状態
フロント側はブレーキフルードのオイルラインのメンテナンスで改善される可能性が高いのだが、リア側に関しては機械的な構造の問題により発生している問題と考えざるを得ない

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リア側のブレーキキャリパーからの鳴きを改善すべく作業を開始

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12インチ化によりクリアランス調整が必要となりシム[0.5mm]を挟んでオフセットさせていたのだが…


リアホイールを手で回してみたところ目視でホイールラインはセンターが出ているようなのだが、ブレーキディスクの1/3程度が外側に膨れ、その影響でブレーキパッドとの圧着が発生している事が判明
12インチ化の際にクリアランス調整が必要と判断したのは、この外側に膨れブレーキパッドに圧着した状態を見てデフォルトと誤診した事が原因のようだ
但し、ブレーキキャリパーの鳴きがこの膨れに起因する発生音であった場合、その発生音はブレーキディスクの回転により強弱の不等音になりそうなものだが、実際の発生音は不等音ではなくブレーキパッドの圧力により強弱が現れる一定音である
その為、ブレーキディスクの外側への膨れとブレーキキャリパーの鳴きは別の問題として考える必要がありそうだ。。。
ブレーキディスクを固定する5か所のマウントのうち、外側に膨れる部分だけ他の部位との精度に誤差があるのか、或いは、ブレーキディスク側に誤差があるかは追って確認する事とする

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パッドピン、パッドスプリングを取り外し、ブレーキパッドの状態を確認する
ブレーキパッドの中央部の溝を見る限り、ブレーキディスクが外側に膨れている影響もあり、外側の摩耗が内側よりも激しいようだ

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ブレーキパッドを取り外してみたところ、ブレーキピストンの突出し量に内側と外側とで明らかな差異が生じている事が確認出来た


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取り外したブレーキパッドを確認したが見て取れる異常はない様子

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先ずは、ブレーキパッドにスリットを入れ鳴きの発生に変化が見られるか確認する
ストック品のブレーキパッドと比較してみると、要交換期が近い事が見て取れるが、試走したところ鳴きの状態に変化はなかった

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続いて、ストック品のブレーキパッドの面取りを行い試走してみたが、これもまた鳴きの状態に変化はなかった

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オフセットさせているブレーキキャリパーが原因となっている可能性に疑いの目を向ける

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外側へとオフセットさせた事でディスクブレーキの歪曲度合に準じたドライブシャフト、或いは、ローラーベアリングへの負荷が原因となっている可能性を疑いシム[0.5mm×2]へと変更する事で更なる悪化が見られるか確認する

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リアホイールを手で回してみたところ、ブレーキパッドを常に圧着している状態となったせいか、当然のように引き摺りが悪化
この状態で試走したところ、案の定ブレーキキャリパーの鳴きも悪化が見られた

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ブレーキディスクが外側に膨れている事に起因するオフセットが鳴きの原因との結論に至った
シムを取り外した状態で試走したところ、新品のブレーキパッドでは鳴きが消えた事を確認出来た

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これまで使用して来たブレーキパッドが交換期に近いと言う事もあり、鳴きが改善された事からも新品のブレーキパッドを使用するのが正しい選択となるのだが…

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細部の確認には、これまで使用していたブレーキパッドで経過を観察するのが良いとの判断からブレーキパッドは交換前の物へと差し替えた

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ブレーキパッドの交換後に試走してみたところ、車体の停止時の握り込みでは僅かに鳴きが発生する事が確認出来た
新品のブレーキパッドに比してブレーキピストンの突出し量が多くなった変化による事象の再現と考えるのが妥当と言えそうだ
鳴きの発生に関して根本となる原因は不明なままであるが、一連の作業により改善が見られた事で十分なヒントが得られた事は評価に値する